2015年

12月

22日

年末年始の課題図書

年末の一大イベントだった「遺言・相続大相談会」も無事終了。ひところの忘年会ラッシュも一段落し、多少時間に余裕ができるようになりました。
空いた時間に読書等勉強しようかと思います。

現在読んでいる本は、楠木建さんの「ストーリーとしての競争戦略」。知的資産経営の勉強をするため購入したのですが、積読したままでした。

読んでみようと思ったのは、先日参加した朝会で「今年のマイベスト本5冊発表」をテーマに話し合ったのですが、そのときに参加者から勧められたから。「起業する人は、まずこれを読め」と仰っていたので、積読したままにしておくのはもったいないと思い、読み始めております。

真面目そうな感じの本なのに、ユーモアあふれる文体に、イメージしやすい事例が豊富で、非常に読みやすく、それでいて勉強になります。

読み終えましたら、こちらに感想を書こうと思います。

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2015年

9月

01日

9月1日

早いもので、今年も9月となりました。

あれだけ暑かった日々もどこかへ去っていき、この1週間くらいは天候もすぐれず涼しい日が続いております。秋の気配、ということでしょうか。


さて、9月1日といえば、防災の日。関東大震災があった日です。

関東大震災以降も阪神大震災、東日本大震災と甚大な被害をもたらした地震が起こった地震大国の日本。新しい月の始まりに、もう一度防災について、考えるのもいいでしょう。


実は、9月1日は衝撃的なデータがある日でもあります。それは、自殺が一番多い日であるということ。

9月1日は、多くのところで夏休みが終わり、学校が始まる日でもあります。いじめ等で学校に行きたくなかった子が、自殺をしてしまうというのです。

先日、鎌倉市の図書館がtwitterで「つらかったら図書館へ逃げ込んで」という趣旨のツイートをしたのも、このことに関連しています。

「不登校を助長するのでは」など多少の反対意見はありましたが、おおむね好評だったこのツイート。そう、死ぬぐらいなら、生きるために逃げていいのです。

「逃げ」というと、責任逃れだの卑怯だの言われるかもしれません。
でも、死んでしまったら意味がありません。生きるために、逃げる。その選択肢は常に持っておいた方がいいと思います。

学校だけが社会のすべてではありません。いい意味での「逃げ場」は作っておいた方がいいです。「逃げ場」は新たな選択肢となり得ますし、別の視点を持つ機会にもなりますから。


「防災」と「図書館」、ついでに「鎌倉」という文字に関係するいい本があります。それが、鎌倉幸子さんが書いた『走れ!移動図書館~本でよりそう復興支援~』です。
この本で鎌倉さんは「緊急救援時における10か条」というものを載せています。これは、そのまま災害時にボランティアなどをする際の行動指針となるものです。

もうひとつ、鎌倉さんがこの本で述べているのは、「本によって救われる人がいる」ということ。東日本大震災で大変な目にあった人が、本の力で生きる目標を取り戻す。そういったこともあったそうです。

防災の観点からも、図書館に逃げてもいいんだよという観点からも、一度読んでもらいたい本です。

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2015年

7月

02日

伊坂幸太郎の本が多すぎる

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2014年

12月

15日

ブクブク交換

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2014年

10月

28日

にゃんそろじー

昨晩、東京近郊は強い風が吹いて一気に寒くなりましたね。どうやら木枯らしだったようで。秋も深まってきたということでしょうか。


さて、昨晩は、読書週間だからというわけではありませんが、武蔵小杉で行われている読書会に参加してきました。

今回の課題本は、中川翔子さんが編集した「にゃんそろじー」。新旧様々な著名作家が猫について書いたエッセイ、短編などを、中川さんがまとめた本です。


読書会なのですが、内容は自分が飼っている猫の話であったり、犬派対猫派の話になったりで、脱線ばかり。まあ、それがこの読書会のいい所でもあるのですが。

ちなみに、私は犬派です。

この本のあとがきで中川さんは「猫好きに悪い人はいない」と書いてありましたが、犬好きにも悪い人はいないと思いますよ。といいますか、動物好きに悪い人はいない、でしょうかね。

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2014年

10月

27日

今日から読書週間

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋…。そして、忘れてはならないのが、読書の秋。

秋は様々なことにチャレンジするのに絶好の季節です。


今日から読書週間。

本は、先人たちの知恵や著者の主張をお手軽な値段で学ぶことができる、大変貴重な物です。

また、SFやファンタジー、推理小説などは、しばし非日常の世界へ誘ってくれて、楽しい体験を得ることができます。


最近は読書離れが進んでいるといわれていますが、本はとても楽しいもの。きっかけがあれば、きっと読書の魅力にはまると思います(そのきっかけづくりが本の業界では求めれてはいるんでしょうけど)。

また、街の本屋が減少しているとの話もあります。読書離れに加えて、ネットで簡単に本が買える時代になったのですから、ただ本を売るだけの本屋では経営が苦しくなるのも仕方がありません。

でも、最近は本屋の中でも様々な工夫を凝らしているものもあります。読み聞かせ会を開いたり、読書会を開催したり、カフェスペースを設けて本を読みやすい空間をつくったり。本を通じて新たなコミュニティを形成しようという動きもあります。

本は新たな出会い、気付きが得られるもの。自分がより高められるもの。

本好きの身としては、読書週間で一人でも多くの人が「読書習慣」を身につけてくれればと思います。

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2014年

10月

22日

ディープな品川区

書店にぶらりと立ち寄ると、気になる雑誌がありました。

それが、写真にある『TO magazine』です。

「ハイパーローカルな東京23区シティカルチャーガイド」という謳い文句がいいですね。一般的に都会とされている東京23区だからこそ、かえってローカルなものに魅力がある、ということなんでしょう。知る人ぞ知る東京、それぞれの区の奥深さというものがあるわけで。

今回は、当事務所がある「品川区」の特集。表紙が広末というのがポイント高いです。

なぜ広末が表紙かといいますと、広末が高校時代通っていたのが品川女子学院であるから。広末と同じ年の私としては、広末が品川女子にお邪魔するという特集は感慨深いもの。ある意味自分の高校時代を思い出します(私は男子校だったが)。

他にも、当事務所の近くにある「TOC」の特集があったり、私がよく行く「大井競馬場」の特集があったりと、なかなかの内容。品川区に住む人がおすすめするお店や、品川区にまつわる本の紹介などもあります。

ディープな部分では、お座敷遊びや花街など。さらには「UFOを探し続けた男」なんて特集も。

品川区の知られざる一面がみられそうです。


「グローバル化」がもてはやされる昨今、そのグローバルに立ち向かう起点となる、自分が拠り所としている街をしっかりと知ろうという動きがあります。いわゆる「グローカル」です。

東京というグローバルな都市であるから、より地域の特色を出すためにローカルな部分を知らないといけない。そして、そのローカルな部分をグローバルに発信しないといけない。この雑誌は、サブカルチャーな面によってはいますが、東京のローカルな部分を描き出すという点で面白いです。

当事務所も、この雑誌のような「グローカル」な事務所となるよう、努力していきます。

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2014年

8月

26日

「伝える」ではなく「伝わる」

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2014年

8月

05日

読書でもしてみますか

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2014年

7月

29日

違いは個性 ハンディは可能性

≪「佐藤、鈴木、高橋、田中という苗字の友人がいる人はいますか?」

おそらくほぼ全員の方が手を挙げるだろう。

もうひとつ、質問。

「では、障害者といわれる友人がいる人はいますか?」

どうだろう。たぶん、一気に数が減るのではないだろうか。≫(36頁)

≪最初に挙げた4つの苗字は、「日本でいちばん多い苗字ベスト4」で、おおよそ660万人いるとされている(2013年12月、明治安田生命調べ)。これに対し、日本で障害者といわれる人の数は、およそ741万人(内閣府「障害者白書」2013年度版より)。これは、日本の人口の約6%にあたり、学校のクラスでいうと、一つの教室に2人程度の割合で何らかの障害を持った子がいることになる。≫(37頁)

 

写真にある、『意識をデザインする仕事』の中に書かれている一節だ。

これを見たとき、衝撃を受けた。

私の友人に障害者といわれる人がいないわけではない。

だけど、佐藤、鈴木、高橋、田中姓の友人に比べたら、少ない。日本にいる実際の人数は多いのに。

そして、私の障害者といわれる友人のほとんどは、私が怪我をしていた時に知り合った人だ。

すなわち、日本では、障害者と健常者の接点はほとんどないのが実情なのだ。

 

『意識をデザインする仕事』の著者は、ピープルデザイン研究所の代表である須藤シンジさん。

昨晩、著者の須藤さんを招いて『意識をデザインする仕事』を課題本とする読書会が武蔵小杉であったので、参加した。

ピープルデザインとは、簡単に言うと、「“心のバリアフリー”をクリエイティブに実現する思想や方法」のこと。設備的なバリアフリーだけではなく、意識面でもバリアフリーを実現するのを目的としている。

障害者と健常者の接点がない現状では、いくら設備面でバリアフリーがなされても、なお障害者と健常者は分離されたままとなる。本当に、それでいいのだろうか。

 

須藤さんを交えての読書会では、様々な気付きがあった。

一つは、ピープルデザインは「障害者のため」にやっているものではないということ。

例えば、須藤さんが最初に企画した、四肢に麻痺がある人や、片手が欠損していたり動かなかったりする人でも履けるスニーカーは、メインターゲットを健常者の若者としていた。そのため、デザインも、いわゆる福祉器具にあるようなものではなく、「格好いい」ものにしていた。そのうえ、販売するにあたって、障害者に対して特別扱いもしなかった。あくまで、健常者と障害者を同じく扱うようにしたのである。

障害者を特別扱いしてしまえば、結局それは健常者と分離したままになってしまう。そうではなくて、健常者も障害者も同じ場に出させ、混ぜ合わせなければ、心のバリアフリーにはつながらない。

だから、ピープルデザインのスニーカーを売る趣旨は、障害者のための製品をつくるのではなく、障害者に対してスニーカーを買うために街に出かけるという行為を促す点にあるのだ。障害者と健常者の交流を生み、心のバリアフリーを実現させるために。

 

「違いは個性。ハンディは可能性。」

ピープルデザイン活動のキャッチコピーだ。

あたりまえだけど、人はみんなそれぞれ違う。違うから、別の視点で新たな発見があったり、その人の得意分野で力を発揮することができたりすることにより、人の社会は発展してきたともいえる。

ハンディを抱えている人だって、それを克服していく過程で生み出されたものには価値がある。

障害がある人でも生活がしやすくなる商品というのは、たいてい健常者にとっても便利なものだ。

だから、ハンディに可能性はある。

 

ただ、健常者と障害者の接点を増やして心のバリアフリーを実現させようというピープルデザインには、不安もある。

接点を増やすことにより、かえって対立を招き、より一層の分離固定化がなされてしまうのではないだろうか(まあ、その不安をできるだけなくそうとするべく、ピープルデザインの方法として取ったのが、ファッションやスポーツ、イベントなんだとは思うけど。そして、ピープルデザインでその対立の原因となるバリアをなくそうとしているのだろうけど)。

たぶん、心のバリアを完全になくすことはできないと思う。だって、心のバリアは健常者と障害者との間だけにあるものではない。男女にだって、世代間にだって、はたまた親と子の身内間にだって、多少なりともあるものだから。

だけど、心のバリアを認識したうえで、相手を受容することはできるはずだ。その人の、ありのままを受け入れる。

 

健常者と障害者の関係には、おそらく唯一の正解があるわけではないだろう。

だけど、違いを認める。個性を尊重する。

そうしていけば、関係は良くなっていくはずだ。

 

いろいろ考えさせられることもあり、新たな発見もあった読書会だった。

そして、個性を認めることは、人権を尊重して仕事をすべき行政書士の心構えにも通ずるものがある。

ピープルデザインの考えを行政書士の仕事にも活かし、信頼される行政書士になっていきたい。

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2014年

7月

15日

読書会に参加しました(下町ロケット)

昨晩、現在住んでいるところである武蔵小杉で開催している読書会に参加しました。
課題本は、今や高視聴率ドラマメイカーとなった池井戸潤さんの「下町ロケット」。第145回直木賞受賞作品です。

その「下町ロケット」の中で、印象に残るセリフがありました。

『俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない

主人公である中小企業の社長が、造反した社員に向かって言った言葉です。
こんなの綺麗事だ。生きるだけで精いっぱい。夢では食べていけない。そんな風に思う人もいるでしょう。
だけど、ただ生活のために仕事をするっていうのも、殺伐とした感じになります。モチベーションも上がらず、仕事の生産性も上がらなくなるおそれがあります。
もちろん、夢だけでは食べていけません。ですが、夢がなければ生きている面白さもありません。

夢は、生きる上での原動力になっていると思います。
今ある大企業の多くが、最初から大企業であったわけではありません。ほとんどが夢を掲げ、情熱を持ち、努力したからこそ、大企業になったのです。

夢をもって起業したいという方。
ぜひ、当事務所にご相談ください。起業の手助けをして、あなたの夢を実現させる支えになりたいと思います。

と、うまい具合に事務所の宣伝となってしまいました(笑)

事務所の宣伝はともかく、「下町ロケット」は読んでいて勇気が出る本であり、おすすめです。

 

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